南アフリカ発、ブロックチェーンを用いた国際送金サービスを提供する「Vio」

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南アフリカのFintechスタートアップであるVio Digitalは、世界各地からのP2P送金を可能にするために、ブロックチェーン技術を使用した新しい国際送金サービスを提供している。

アフリカでは、国際送金ソリューションの利用による手数料は高価なもので、1回の取引で最大20%程請求されるのが普通だ。ただ、南アフリカを含め、世界各地でのFintechスタートアップの台頭によって、オンライン上での支払いや送金は、ユーザーにとって安価で、利便性の高いサービスとなりつつある。

Vio Digitalで国際送金を行う場合には、送金、交換手数料はなく、為替によるマークアップもない。世界中で安価で国際送金を行うことができるサービス提供を目指している。

「家族に仕送りをしている人にとっては、既存の国際送金では、多額な手数料が請求されます。しかし、我々のアプリはテクノロジーを活用し、人々に安全で便利な国際送金サービスを提供しています。国際送金サービスにブロックチェーンの仕組みを導入することで、如何なる手数料を徴収することなしにサービスを提供することができる。」とVio DigitalのCEOのPraga Govender氏は現地メディアに話した。

最初のサービス展開国としては、南アフリカの他に、ケニア、ナイジェリア、ガーナ、カメルーンが含まれている。

Vioはイーサリアムの送受金アルゴリズムを用いて国際送金サービスを可能にしている。国内送金に関してはVisa Directというサービスを組み込むことで可能にしている。

ユーザーはアプリをダウンロードし、登録したVisa、もしくはMastercardでVioトークンを購入するだけで、購入したVioトークン分のお金を送金することができる。

Vioでは、ユーザーがお金を引き出したいときに、安全に引き出しを行うことができるようにVisaによる認証を導入している。それらのお金は登録したVisa、もしくはMastercardにチャージされる形で入金される。

当アプリは2018年5月にGoogle Play上に公開される予定となっている。Vioでの国際送金の利用は5月以降から可能となる。

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