ケニアのBitpesaがスペインの送金プラットフォームTransferzeroを買収
ケニアのビットコインを使用した国際送金サービスを提供するBitPesaは、サービスの世界展開を加速させるために、スペインに拠点をおくオンライン送金プラットフォームのTransferZeroを買収したと発表した。
Bitpesaは昨年だけでも二回の資金調達を実施しているスタートアップである。過去記事は以下。
アフリカのデジタル通貨プラットフォームBitpesaシリーズAラウンドでUS250万ドルの調達
TransferZeroは2016年に設立され、スペイン銀行によって認可された初めての支払いプラットフォームであった。同社は、スペインで3番目のシェアであるBankia銀行とパートナーシップを組んでおり、欧州のフィンテックセクターにおいて存在感を発揮していたスタートアップだ。
BitPesaは、今回の買収によって、アフリカとヨーロッパでライセンスと支払いプラットフォームを持つ数少ないグローバル企業となった。急速に成長するBitpesaのプラットフォームは、英国およびヨーロッパのライセンスの獲得、銀行口座への統合を通じてサービスの認知、利用を促進していくことになる。
「今回のTransferZero社の買収はヨーロッパへの展開進めていく上でとても大きな意味があります。BitPesaがこの分野でのリーダーシップを確固たるものにすることを可能にするでしょう。また、地域への理解と技術の専門知識を結集することで更なる成長を加速させることができると確信しています。」とCEOのElizabeth Rossiello氏は述べている。