米Hewlett Packardが南アフリカのスタートアップCape Networksを買収

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WiFiモニタリングサービスを提供する南アフリカのスタートアップCape Networksは、シリコンバレーに本拠を置くHewlett Packard Enterprise(ヒューレット・パッカード)に買収され、同社のアルバブランドで引き続きサービスを提供する。

2014年にAsimmetricとして立ち上げられ、2016年にCape Networksに改名したCape Sensorは、実際のユーザーのように行動(監視)し、ユーザーが不平を言う前にリアルタイムで問題を報告することにより、WiFiネットワークとアプリケーションのパフォーマンスを24時間監視するサービスを提供している。ネットワークプロバイダーは、使いやすいクラウドベースのダッシュボードを介して情報にアクセスすることができる。

Hewlett Packard Enterpriseは、昨日、CapeがAruba(Hewlett Packard Enterprise企業)の一員となり、ArubaのNetInsightサービスを強化すると発表した。

統合後は、AIによる解析と保証サービスを提供し、ユーザー、デバイス、アプリケーション、ネットワーク環境の変化に迅速に対応できるようになるとHewlett Packardの担当者は話す。

「2014年にCape Networksを設立して以来、世界中の顧客企業にセンサーベースのサービス保証ソリューションを提供してきた。」とCapeの創業者であるDavid Wilson氏は語っている。

Cape Networksでは、SAP、Salesforce.com、Microsoft Office、公共WIFIなどのオンプレミスやクラウドアプリケーションを利用する際のユーザーエクスペリエンスを最適化し、何か問題があれば、リモートでトラブルシューティングすることができるセンサーネットワークを簡単に導入して利用することができる。

「携帯電話、IoT(Internet of Things)、クラウドの普及がIT組織にとって多大なる責任と複雑さを増している中、Capeのようにサービス品質を保証するソリューションがますます重要になっている」とCTOのPartha Narasimhan氏は最後に現地メディアに語った。