HONDA ESTILO東アフリカでサッカー指導とキャリア支援事業を開始
本田圭佑氏のマネジメント会社のHONDA ESRTILO株式会社は、子会社のSOLTILO Kenya Ltd.(本社:ケニア共和国・ナイロビ)を通じて、アフリカ3ヵ国で「AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by Car-Tana.com」を開催すると発表した。
同社が全世界に80校展開する「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」のコーチが2017年12月上旬から、ルワンダ、ケニア、ウガンダの難民やスラム街に住む恵まれない子供たちが夢や希望を持つきっかけを得られるように、社会貢献活動の一環としてサッカー指導を提供するというものだ。同社はこの活動の想いに共感し、共に盛り上げてくれる企業や仲間を募集している。
HONDA ESTILO株式会社は株式会社じげんがアフリカ向けに提供する中古車販売プラットフォーム「Car-tana」と今月11月にスポンサー契約を締結し、社会貢献活動をスタートした。
株式会社じげんが提供する「Car-tana」に関しては、AF TECHでインタビューを行ったので詳しくは以下のインタビュー記事を参照していただきたい。
じげんが中古車事業でアフリカ進出!事業責任者に直撃インタビュー!Vol.1
じげんが中古車事業でアフリカ進出!事業責任者に直撃インタビュー!Vol.2
東アフリカの3国で社会貢献事業を開始
今年の9月にウガンダのプロサッカーチームを買収し、アフリカにてプロサッカークラブの運営事業を始めたのが記憶に新しいが、今回のプレスリリースによると、それ以前にアフリカでの社会貢献事業計画も同時に進めていたことになる。
ウガンダのサッカークラブ運営の記事はこちら。
本田圭佑氏がウガンダのプロサッカークラブを買収した真意とは
アフリカの中でもケニアはアフリカ最大級のスラム街を抱え、ウガンダは約94万人というアフリカ最大の難民受入国であり、ルワンダは世界有数の難民申請者数を記録している現状がある。
実際に本田圭佑氏が今年6月にウガンダを訪問した際、遺児や難民キャンプで暮らす子ども達と触れ合い、子ども達が置かれる過酷な状況を知った。その現状の中でも、子ども達の純粋さや多くの笑顔に出会った。
実際にプロサッカークラブ運営でアフリカに進出し、現地の子供たちと触れ合うことで、HONDA ESTILOグループの「サッカー(スポーツ・教育)で世界中に夢や希望を与え感動させ続ける」という理念の実現に大きく拍車をかけたのではないだろうか。
HONDA ESTILOグループは、今回のツアー対象国は子ども達の将来を世界規模で考える上で大事な地となると考えている。実際に、本田圭佑氏はウガンダでの体験を、自身がプロデュースする「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」のコーチ達に持ち帰り、アフリカに対する想いを伝えた。 本田圭佑氏の想いを受け継いで、コーチ達がアフリカの子ども達が夢や希望を持てるきっかけを与える。
今回の事業のポイントは、長期的にサッカー指導を提供する中で、サッカーを含めた様々な才能を持った子ども達に対して将来的なキャリア支援を行っていくことを計画しているということだ。単なる一時的な社会貢献活動ではなく、子供たちのキャリアを長期的にサポートしていく。
ツアーは以下日程で予定されている。
1ルワンダ共和国 (1周目:2017年12月上旬~2018年1月中旬)、(2周目: 2018年10月)
2ケニア共和国(1周目:2018年1月中旬~2018年4月中旬)、(2周目:2018年7月~9月)
3ウガンダ共和国(1周目:2018年4月中旬~2018年5月下旬)、(2周目: 2018年11月)
最後に
今回の社会貢献活動やウガンダでのプロサッカークラブ運営など、アフリカにおいてスピード感をもってプロジェクトを進めている点がとても印象的だ。
そして各国で事業を展開する中で、「サッカー(スポーツ・教育)で世界中に夢や希望を与え感動させ続ける」という理念を全くぶらさず、その理念に真っすぐに突き進んでいく点が、メディアでの本田圭佑氏の発言からも推測できるが、本田圭佑氏だけでなく、組織としてその理念が強く染みわたっているのは間違いないだろう。
可能であれば、ケニアでツアーが行われる際には見学に行きたい。