韓国アクセラレーターK-Startup Grand Challenge、アフリカ発スタートアップの参加推進
K-Startup Grand Challengeは韓国政府が出資・開催するスタートアップアクレラレータープログラム。
このプログラムは韓国の市場に進出を目指す、または国際市場にサービスに進出しようという外国スタートアップを支援する。
韓国のSMEs・スタートアップ担当省庁(MSS)と国家IT産業プロモーション機関(NIPA)がサポートし、6月25日まで参加を受付を行う。
3ヶ月のプログラム参加企業として選ばれると、ネットワークを広げる機会を得られる他、専門家からの意見を取り入れたり、融資を得るなどして事業を拡大するチャンスを得ることになる。
また、地理的にも関係性としてもアジアで存在感のある韓国開催のプログラムということで、選出されたスタートアップはその後アジアでの成長を見込むことができるとしている。
2019年の同プログラムでは95の国から1677の団体が参加。うち38団体がアクセレレータープログラムの参加権を勝ち取った。ヨーロッパ・アジア・アメリカから参加した38団体のうち20の団体がファイナルの発表に選ばれ、2020年1月から4月までのフォローアップサポートを受けることができる。
2019年にはアフリカ発スタートアップは選出されなかったものの、NIPA代表・Jonghyun Lee氏は今年は違った結果になると予想している。
「2018年には、プログラムに応募したアフリカスタートアップは1つしかありませんでした。それが2019年には90ものスタートアップがアフリカから応募してきました。そのなかでいくつかは書類審査を通りましたが、最終までは残りませんでした。昨年12月、NIPAはこのプログラムに関してアフリカ開発銀行と覚書を交わしました。K-Startup Grand Challengeは、昨年よりも力を入れて、アフリカスタートアップを招待します」
今年のプログラムでは60のスタートアップを選出し、11月19~21日に行われるファイナルの発表には30のスタートアップが進出する。
Lee氏によると、「このプログラムは外国人(韓国人ではない)起業家のみが参加できる」とのこと。また、参加の条件として、起業7年目未満のスタートアップであること、韓国を起点にアジアに進出するという明確な目標を持っていることが挙げられている。
参加対象のセクターは以下のものとなっている。
ー人工知能
ービッグデータ
ークラウドコンピューティング
ーネットワーキング
ーIoT(Internet of Things)
ー機械工学
ー自動工学
ーVR(Virtual Reality)
ーAR(拡張現実)
ースマートシティ
ー健康
ー半導体
ーグリーンエネルギー
ー3Dプリント
ーブロックチェーン
ーフィンテック
ー情報セキュリティ
ーeコマース
ーO2O(online-to-offline)
ーロジスティクス
ーメディア
ーその他