南ア発コロナ禍で急成長の宅配サービスdelivast

8月 25, 20209月 3, 2020注目スタートアップウェブサービス,プラットフォーム,南アフリカ,宅配

delivastは2020年にAyyoob Abrahams氏、Tapiwa Kingsley Ndlovu氏によって南アフリカで設立された。共同創立者の2人は旅行予約のプラットフォーム「Kumba Africa」の創業者だ。コロナウイルスの影響で旅行業が停滞したことをきっかけに、「誰もがスマートフォンを通して、あらゆる店舗から商品を購入できる世界を作ること」を目的にわずか3か月で「delivast」を設立した。

delivastは、顧客が一度に複数の店舗から商品を注文し、2時間という短い時間で商品を自宅に配達される宅配プラットフォーム。顧客はこのサービスを利用することで自宅に居ながら買い物ができる。またdelivastを使用すると、小売業者は製品を無料で宣伝することができる。

ケープタウン、ヨハネスブルグ、プレトリア、ダーバン、ポートエリザベスでサービスを開始。
Webサイトからの注文が可能で、近日中のアプリ配信開始も予定している。

Delivastでは、実際に商品を購入する”ショッパー”、商品を受け取り配達を行う宅配員を募集中だ。

ショッパーはスマートフォンで顧客の注文を受け取り、店舗で商品を購入する。18歳以上であること、身分証明、過去3か月以内の犯罪歴などの条件を満たせば、ショッパーとして働くことができる。

宅配員はショッパーから商品を受け取り、顧客の家へ配達する。18歳以上、自分の車を持っていることなどが働く条件となっている。

コロナの影響で、一時は世界で最も厳しいと評されるロックダウンに踏み切った南アフリカ。6月にロックダウンが部分的に解除されて以降も一部の高所得者層の間では外出を控える傾向があり、delivastのようなサービスが注目されそうだ。

〇参照サイト