アフリカ版アリペイと自称するOyapayが新たな決済ソリューションをリリース
ナイジェリアのfintechスタートアップであるOyaPayは、BluetoothとQRコードを活用して、オフラインでも支払い処理を行うことができるサービスの提供を始めた。OyaPayは自らのサービスを「アフリカ版のアリペイ」と説明している。
昨年末に設立されたOyaPayでは、Bluetoothを利用した決済サービスであるBluePayとカメラを利用した決済サービスであるScanPayの2種類のサービスを提供している。
BluePayは、Bluetoothを活用することで、少ないバイト(byte)数で、お店のスタッフが一度に複数人からの支払いを非接触で受け入れることができるサービスだ。
一方、ScanPayは、お店のスタッフが顧客のQRコードをスキャンすることで支払いを受け入れることができるサービスだ。
Oyapayは決済が行われるごとに少額の手数料を徴収するビジネスモデルでサービスを提供している。
「我々の使命は、アフリカでのスマートフォンの支払いを現金と同じくらいまで普及させることです。顧客、そして小売店向けに、新たな決済ソリューションを提供することで彼らへ大きな価値を与えることができると信じています。」 とOyaPayのCEOであるAbdulhamid Hassan氏は現地メディアに話した。
たとえば、ある加盟店は、OyaPayを通じて受け取ったお金ですぐに新たな在庫を仕入れることができる。また、加盟店はOyapayを利用することで、顧客に対して携帯電話通信料の販売もすることができる。
小売店にとって新たな収益源にもなるのだ。
現在、Oyapayはナイジェリア大学内でのパイロットプログラムの開始を計画している。今回のパイロットプログラムでサービスを認識してもらい、口コミによってサービス認知をさらに広げるのが狙いだ。
また、ナイジェリアの大手銀行と話をしており、Oyapayのサービスを導入していただける可能性があるとのことだ。
「私たちはナイジェリアでの事業を開始しましたが、ナイジェリアでの事業がうまくいけば、ケニア、ガーナへとサービスを拡大する予定です。」とAbdulhamid Hassan氏は最後に話した。