農家が適切なサービスにアクセスするのを手助けするプラットフォーム「Daktaripap」

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ケニアのスタートアップDaktaripapは、農家が、信用できる獣医や、農業専門家、保険などの金融サービスにアクセスできるようにWeb、SNSベースのプラットフォームを運営しているスタートアップである。当プラットフォームにはすでに2000人以上の登録者がいる。

DaktariPapは、様々な分野の専門家、もしくはサービス提供者と農家をつなぐサービスを提供している。専門家が現地訪問が必要なケースの場合は、当プラットフォーム上で日程の計画を立てることができる。当サービスによって、農家が現在もしくは将来の農作物および家畜の健康上の課題に対して対策を打てるようになる。

2016年に開始されたDaktaripapはすでに登録者数は2,000件を超えており、毎月1万件を超えるサービス利用がある。創業者であるMunguti氏は、適切な投資とパートナーシップを締結することができれば、今後5年間で最大100万人の加入者を目指していくと現地メディアに語った。

「私たちは、農家に信頼できる農業専門家、獣医、保険代理店を紹介するために、毎日より多くの農家からのフィードバックと要請を受けつけています。農家からのフィードバックで大多数を占めていたのが、農業関連サービスを利用する際に、サービスの質が低かったり、間違った情報を提供されるなどといったものでした。農業サービスが必要な時に農家が直面する信頼性・安全面の課題を解決するために、当プラットフォームを構築することにしました。驚いたことに、このソリューションは農家が適切なサービス提供者にアクセスできる点で多くの農家からの反響を呼んでいます。」とMunguti氏は述べている。

ケニアだけで350万人の小規模農家が存在しており、そのうち80%は上述した課題に悩まされているという。Daktaripapはこれらの小規模農家の30%をプラットフォームに登録してもらうことを目指している。

彼らはユーザー獲得、サービスの質向上のためにシードラウンドで資金調達を計画している。