物流版Uberサービスを展開するKobo360がプレシード期で120万米ドルの資金調達

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ナイジェリアの物流スタートアップKobo360は、2018年のYCombinatorのコホートに選出された後に、プレシードで120万米ドルの資金調達を実施した。

同ラウンドでは、Western Technology InvestmentとVerod Capital Managementが出資を行った。

Kobo360は、ナイジェリア内の運送業者と荷物の運送ニースがある企業をマッチングするアプリを開発した。今回の資金調達は、マッチング後のドライバーが業務を遂行した後に即時に支払う資金として利用される。

物流版Uberサービスを提供するkobo360

・会社名: kobo360

・設立年: 2017年

・創設者: Ife Oyedele ll氏、Obi Ozor氏

・調達額: 120万米ドル

・領域: 物流×マッチングプラットフォーム

・サービス: 運送ニーズがある中小企業と貨物業者、運送業者をアプリ上でオンデマンドマッチングする。

・解決する課題: 多くが個人オーナーのもと運送業務が運営されているため、費用面、集客面などが組織化されておらずニーズに対してうまくサービスが供給されていない。運送後に空の状態で拠点に戻っているため機会ロスがある。

Kobo360は運送ニーズを抱えている中小企業と貨物業者、運送業者をつなぐプラットフォームを運営している。

リリースからわずか4ヶ月で総額280万米ドルの取引を処理している。同社は、月間平均5000回のマッチングを行っており、すでに324の企業に対してサービスを提供している。現在、Kobo360に登録されているドライバーは5480名にのぼる。

Kobo360は今年の8月までにハウサ語とピジン語にも対応するアプリのローンチを計画しており、トーゴ、コートジボワール、ガーナ、セネガルへのサービス展開も検討している。同時に2万人のトラック運転手をKobo360上へ追加することを計画している。

さらに、KoboWinと呼ばれるドライバー向けの融資サービスも開始する。Kobo360に登録しているドライバーは、プラットフォームを通じて、一般投資家から資金融資を受けることができ、新たなトラックへの投資を行うことができるようになる。ドライバーは60ヶ月間に渡って返済を行う。